Are You Happy ?


MV、リード曲。最高だった。
「見たい嵐」と「嵐が思う今の嵐」が同じところにあるなんて、ファンとしてこれ以上望むことはないなぁって。
Don't You Get Itの多幸感。しあわせ。HAPPY、を掲げたアルバムの16曲を一通り聴いてみて。
“Are You Happy?”は“幸せになる準備はできてるか?”ってあらしが言ってるように聞こえます。



大野さんのソロ曲『Bad boy』を初めて聴いたとき、私はとても悲しかった。
兎にも角にも、おおのさんの声が好きで。
今年はあの声がどんなメロディーにのってやってくるんだろうとわくわくしてた。
わたしにとってはライブありきのソロ曲では無くて、アルバムに入る“年に一度の数分間の宝物”を本当にずっと楽しみにしていたから、どうしてこんなことになっちゃったんだろうってうっかり思ってしまった。
曲自体は好みであるし、ただおおのさんの声で、おおのさんの曲であることを認められなかった。おおのさんの声が世界で一番加工してほしくない声だったからかもしれない。

どうしてあんなに素晴らしい声をそのままにしてくれないのと、ちょっと身勝手に悔しかった。流行りに乗らされているようでめちゃくちゃにくやしかった。全て独りよがりの妄想であったけれど。嫌だった、というのがしっくりくる表現かな。



でも昨朝のさとらじ。一言目「なんでこうなったんだろうね」ってくふふふ、と笑う声を聴いた瞬間「ああ、わたしこの曲好きになれるわ」ってあれだけもやもやしていたのが晴れたような感覚におちいりました。
「からっぽでやりたかったんだろうね」「たぶんね、今年は僕の中ではよく働いたと思うんです」「ドラマやって、映画やって、そして今回のアルバム… 何にも考えないで歌って踊りたかったんだと思う!」


飾り気のないおおのさんの言葉はいつだって一番に心の深いところにやってくる。歌詞は「よく分からなくていい」とした上で、高圧的で俺様なBad boyのことを「ダメな男」でも人間臭くていいでしょう?とするおおのさんがどうしようも無く好きだった。



おおのさんの歌や振り付けを見ていて思うことだけど「音にはめる」ということに秀でているひと。それは感性的なものもあるだろうし、今までの経験も勿論あるだろうし…
音を楽しんでいるおおのさんが見られるのかもしれないな、と考えたら急にどきどきしてきたし本当に単純だなぁって自分で思いました。




けれどやっぱりおおのさんのそのままの声が好きなことに変わりはないので、Miles awayをおおのさんが監修してくれたことが嬉しかった。
題名通り。いろんなことから当たり前なんてないんだなぁって思う毎日だけれど、このまま何処までも続いていきそうな五人の歌声。現在進行形のHappyの形。
現状維持が口癖のリーダーのいるグループの今がHappyという単語で纏められたことが何よりも、うれしい。